2015年8月28日金曜日

導入コア授業

授業開始から約1が月間は所謂導入期間としての特別授業が設定されている。
基本的には「リーダーシップ授業」と呼ばれる科目である。


その一つとしてUnderstanding of General Managementがある
授業開始直後に行われる導入系授業で、いかにもMBAらしいケーススタディからGMを学ぶ内容。
授業は計6回あり、それぞれHondaApple、ピープルエクスプレスエアライン(格安航空会社-2回分)AMEXThe Body Shopだった。
(過去の先輩方のブログを拝見する限り、ここ45年はケース不変の模様)
半分はHBSのケース、1回(格安航空会社の会)はグループワークによる、経営シミュレーション。残り2回がLBSオリジナルのケース。

予想していた事だが、授業で発言するのは中々困難。
英語の理解力(スピード)も去ることながら、発言のカルチャーが日本とは大きく異なる。
日本語の授業では、教授が質問を投げかけてから5秒程度は通常間が空く(=考える時間がある)と思うが、ここではそもそも質問を投げる前から大量に手が挙がっている・・・何を言うつもりなのだろう。
また質問を完全に理解できるのは、大抵23人の学生が応え終わった後。
当然その頃には手ごろなブレストが終わっているので、結局発言できず・・・というパターンに陥る。

ブレストも圧巻。
80人もの世界各国のエリートが集まっているので当たり前なのかもしれないが、
「よくそんな事思いつくな」という発言が多く見られる。

本授業は特段、発言によるClass Participationが計られる訳ではないので、別に構わないのだが、
やっぱり負けてられない。
何とか1つの授業に最低1回は発言する様に努めた。

そうなると、アドバンテージをつけるには事前の綿密な予習が必要になる。いかにも日本人的だけど・・・。
1つのケースが大よそ20ページ、多いときは40ページ程度なので、これらに目を通して要点を纏めるだけで、3時間程度は必要になる。

授業の内容自体は、導入編という事もあり比較的ベーシックだが、毎回ケースの裏側にある
普遍的なテーマや二項対立があり、(Amexであれば「LeadershipManagerの相違点:アメックスのハービー(元CEO)は、どちらかというとマイクロマネジメントにフォーカスしてTurnaroundでは成功したけれど、Innovativeなカリスマ性に関してはどうだろう?」)
これを読み落として勝手に議論の妄想を膨らませると、あさっての方向に行ってしまう。
そういった点、大抵の授業では教授が最後は上手く(誘導で?)テーマを纏めるのだが、
LBSは比較的年齢層が高いこともあり、30代後半の元ターンアラウンドマネージャーや、
元スタートアップのCEOなんかは「そんなに綺麗ごとやフレームワークで、本物のビジネスは纏まらない!」と、教授に食って掛かったりする。

ケースそのものも去ることながら、クラスメイト一人ひとりの発言や経験が含蓄に富んでいて非常に面白い。


・・・とは言え、中々スムーズに頭に入ってこないのが当面の課題。

2015年8月17日月曜日

オリエンテーション開始

いよいよ本授業が始まる。
今日からしばらくはオリエンテーション。
LBSのホールでは400人全員収容できない為?この日だけはCityにあるOld Billingsgate Marketという、
イベントスペース(本当は歴史ある重要建築物らしい)にて入学式が行われた。

最初に本年入学の学生の簡単なブリーフィングスライドが流れる。
全体では418人の入学、集まった国籍は約70。内訳はヨーロッパが25%強、アジアが23%強、北米が16%、南米が16%、アフリカ3%という流れ。

国別に名前が呼ばれ、該当する学生が立たされて拍手が送られた。
その様子がまるでオリンピックの開会式さながらのスケール感で、鳥肌が立った。



オリエンテーションに先立って、先日発表されたStudy Groupのメンバーと顔合わせの為、近くのカフェに集まった。
うちのグループメンバーの出身国はUSUK、ドイツ、ロシア、オーストラリア+自分。
確かに国はDiverseだが、比較的欧米に固まっている。
ただ、年齢や職業、またGMATのスコアも考慮して「均等に」割り当てているらしく、
他のチームには南米、インド、アフリカ出身者も入り混じっている。

ドイツ、ロシアの2人についても直近は米国で働いていたらしく・・・つまり皆、英語はネイティブ。
取り残されないように頑張らねば。

2015年8月5日水曜日

ロンドンの食事について

「ロンドンの食事は最悪」、「高くてマズい」、「味がしない」・・・等々、
散々な前評判でしたが、今のところ個人的には満足しています。

到着から2週間、幸い宿泊場所に電子レンジが付いている事もあり、
外食することもあれば、スーパーで購入したチルド食品を食べて飢えを凌いでいます。

個人的な印象としては、UKに来たからと言って毎日イギリス料理?を食べる訳では無いので、
かつロンドンにはあらゆる食事(=あらゆる人種)が揃っているので、
比較的好みに合わせて食べ物を変えられるのでは無いかな、と思っています。

マイブームはSainsburyで売っている、チルドのインド料理。
「チキンティッカ」とか「チキンマサラ」等々、日本でも聞きなれた名前ですが、
要はチキン入りカレーのようなもの。












移民のインド人が多く食べているだけあって、味やスパイスに妥協はありません。美味しい!!
しかもこれであれば、2つで£4くらいまで値段も下がります。
レストランで同じもの食べたら、軽く£10(≒2,000円)くらいまで行っちゃうだろうな・・・

その他のマイブームは、レバノン料理。
今泊まっている寮の周りにもいくつかあるのですが、結構おいしいです。

←こちらはShawarmaという、ケバブ?のようなものをライスに乗せた一皿。ラムとチキンの盛り合わせ、非常に美味でした。












こちらは、ラム肉のハンバーグのようなもの→
その上に、オリーブオイルで痛めた
色とりどりの野菜が載っています。














当面、飽きるまでは飢えずにすみそうです。

2015年8月3日月曜日

短期入寮

London到着して早くも1週間強が経過。
徐々にLBS同期も到着しているようで、心強い限り。

セットアップについても、携帯開通、銀行口座開設(というより事前に開設済。カード受け取りのみ)までは上手く行ったのだが、住居確定に案外時間がかかっている。

渡航翌日に、計15件くらい物件内覧するも、どれも甲乙つけ難く。
その後、3件に絞り2度目の内覧。1週間後にオファーを出したのだが、第一希望の物件がタッチの差で他に取られ、第2希望の物件に。

今日は2度目の宿移動。今日からLBSが加盟しているUniversity of Londonの寮の一つ、Lilian Penson Hallに移る。
11時に近くのホテルをチェックアウト、ガラガラとクソ重いスーツケース×2+バックアップをヒイヒイ言いながら運ぶ。やっとの思いでフロントに付いたが、「チェックインは14時から」と冷たく言い放たれる。さすが学生寮。

午後、無事入寮。
決して広くは無いが、十分に「住める」部屋だと思います。
共有スペースに電子レンジやら、給湯器やらもあるので、スーパーでチルド食品買ってきて食べるのも可能。



廊下で色々な人とすれ違ったが、不思議な事に気付く。
・・・ん?ここ学生寮じゃないのか?ずいぶんと年配の人が多い気がする。

後から聞いた話では、ちょうど今夏休み期間で、学生が少ないので、一般旅行者向けに?部屋を貸しているらしい。
確かに場所自体はPaddingtonの目の前ですごく便利だし、
何よりも一泊当たりGBP50程度と(ロンドンにしては)格安。


ロンドンで安宿を探している方は一度試してみては?